『ぷよぷよGTR教室』へようこそ!
ぷよぷよで『GTR』という言葉は聞いたことあるけど、詳しくはよく分からない…
というあなたへおすすめです
あなたは『GTR』とはなにかをご存知でしょうか?
という方もいると思います
ぷよぷよを知っている大半の方は聞いたことがある組み方ですが、実は、99%の人がGTRについて理解していません
そこで今回は、ぷよぷよの組み方「GTR」の真相について解説していきます
- GTRはいつ誰が考えたか
- 誕生から現代までの組み方の変化
- 99%の人が知らない『GTR』の真相
こちらの3点が分かりますので、ぜひ最後までご覧ください
このサイトは『初心者も分かる10連鎖のコツ』をコンセプトとして、ぷよぷよ歴25年GTRで10連鎖を組むコツを紹介中!
GTRを組むコツについては、別の記事で解説していきます
石川をぷよぷよで染める会「GTRは折り返しではない」(https://ishikawapuyo.net/etc/column/20080201a_gtr.html)
※こちらの記事は、ぷよらーの白い悪魔(しろま)さんの記事を参考にさせていただいております。GTRの歴史に関する資料はかなり少なく、諸説があります。知る人ぞ知る要素が多くありますので、もし当時のことで詳しい方がいましたら、ぜひコメント欄で教えてください
GTRってなに?
改めてご質問です。ズバリ『GTR』とはなんでしょうか?
はい、あなたはどのような回答が浮かびましたか。
GTRとは「折り返し部分の名称だ」「連鎖全体の総称だ」
このように考える方も多いと思いますが、実はその2つの回答は間違いなんです。
では、正解はなにか、早速見ていきましょう
GTRとは、「岐阜田中連鎖」もしくは「グレイト田中連鎖」の略であり、タナカッチ氏が考案した連鎖、そして戦法である。
こちらが正解となります
これだけを聞くとちょっと意味が分からないと思いますので、ここからは
- 『GTR』の概要
- なぜ『GTR』がここまで勘違いされてきたのか
- 正しい『GTR』とはなにか(まとめ)
こちらの3点について、解説させていただきます
GTRの概要について見ていくよ!
GTRの概要
GTRは、1997年頃、タナカッチさんが、公認大会のぷよ通グランプリ(ナミキ)など数多くの大会で披露し、好成績を収めたことがきっかけです
そこで披露した組み方が「岐阜田中連鎖」もしくは「グレイト田中連鎖」の略でGTRと名付けられました
GTRは、タナカッチさんが出場した大会を見て、周りの常連が言い始めたのが由来と言われています
と思ったかもしれません
こちらは諸説があり、明確には分かっていないため、ご存知の方はコメント欄で教えてください!
GTRはどうやって現代まで浸透していった?
ぷよぷよ通が発売された1993年当時は、階段積みやカギ積みといった定型の組み方が主流であり、GTRのような不定形の組み方は異彩を放っていました
しかし、組み方の使い勝手のよさが徐々に広まっていき、現代でも多くのプロプレーヤーが使用するほどに浸透していったのです
そんなGTRですが、時代に合わせて形が変化していきました
では、どのように変化したか、現代にいたるまでを見ていきましょう
GTRの原型
冒頭で紹介した正しい「GTR」の原型はこちらです
左2列は左下の折返し部分から上に、右3列は連鎖尾を積み上げていき、アルファベットの『U』のような文字でぷよが消えていきます
発火する位置が高いので、多少のおじゃまぷよが降ってもカウンターも決めることができそうです
これを見て、マネをするプレーヤーが増えましたが、実際に組んでみると、連鎖尾を高く積むのが難しいことが分かってきます
連鎖尾を低くしてしまうと、連鎖数が落ちてしまうので、ここから徐々に形が変わっていきました
連鎖の流れが「U」から「C」に
タナカッチさんが考案したGTRは、時代が進むにつれて、アルファベットの「U」から「C」の形に変化します
連鎖尾を低くし、左下の折り返し部分から積み上げずに、右側に折り返していく流れです
変化した理由は、大きく分けて2つあると考えられます
1つは、連鎖尾を組むのが難しいこと、もう1つはぷよぷよ自体のレベルがあがり、今では当然となった『発火催促』『凝視』の要素も追加されたことです
中盤戦を求められる対戦が主流となったため、自然と左2列のカウンター部分もなくなり、アルファベットの『C』の形へ変化しました
しかし、このGTRの変化について、白い悪魔(しろま)さんの記事では
私はこの形が変化してしまう前の、タナカッチ氏が使っていたGTRが正式な答えだと考えている。
石川をぷよで染める会「GTRは折り返しではない」(https://ishikawapuyo.net/etc/column/20080201a_gtr.html)
とコメントされています
つまり、現在使われている『C』の形の組み方は『GTRの変化形』ということを言っています
ということで、冒頭の『GTRとは?』という質問で回答したこちらの正式名称を解説していきましょう
それぞれの正式名称
- 『折り返し部分の名称』→『GTR(の)折り返し』
- 『連鎖全体の総称』→『GTR折り返しを使って作った連鎖』
こちらが、今まで『GTR』と勘違いしていた正式名称となります
少し複雑なので覚えにくいかもしれません
ただ、白い悪魔(しろま)さんは
この「GTR折り返し」を使って作った連鎖については、「GTR折り返しを使って作った連鎖」として理解した上でGTRと呼ぶのは別に構わないと考える。
石川をぷよで染める会「GTRは折り返しではない」(https://ishikawapuyo.net/etc/column/20080201a_gtr.html)
とコメントしています
これからも気軽にGTRと呼んでいきましょう
と思った方もいるのではないでしょうか
確かに名称の由来は対戦時には直接関係ないかもしれません
しかし、GTRは20年以上に渡って使われてきた組み方です
現代の浸透を考えると、今後も大きく活躍していくと想定されますので、ぜひ根源となる部分を知った上でぷよぷよを楽しんでもらえればと思っています
ここから先は、GTRの歴史を更に深堀りしていきますので、ぜひ最後までご覧ください
なぜ『GTR』がここまで勘違いされてきたのか
では、なぜGTRは『折り返し部分の名称だ』『連鎖全体の総称だ』といった勘違いされてしまったのでしょうか
それは、当時GTRを紹介していたサイト『石川をぷよぷよで染める会』の中で「GTRは図のような形で折り返す連鎖のことである」という説明が掲載されていたようですが、これを見た方が『折り返しの部分がGTR』と捉える方がいたのでは、と考えられています
こちらも諸説がありますが、GTRが浸透していくうちに『連鎖全体の総称だ』『折り返し部分の名称だ』といった、GTR論争が行われることとなったようです
当時、サイト運営者の白い悪魔(しろま)さんは『もう少し具体的に書くべきだった』と仰っていますが、図と言葉だけで説明するのは難しいので仕方ないのではないか、、と個人的に思っています
また、同じくプロプレーヤーのくまちょむさんの当時のサイトでは、GTR論争に加え『定型•不定形』に関する解決策について公開された記事の中に『GTRは折り返し部分の名称であり、連鎖全体の総称ではない』とコメントしていたようです
現在は、こちらのサイトを見ることはできませんが、これは恐らく『定型・不定形論争』の中の一部で触れたことであって、GTRにフォーカスした記事ではなかったのではないかと思っています
白い悪魔(しろま)さんは『その折り返し部分はGTRそのものではない』とコメントしていますので、しっかりとGTRの定義は決まっているものと考えています
正しいGTRとはなにか(まとめ)
最後になりますが、99%の人が知らない正しい『GTR』について、まとめです
GTRとは
「岐阜田中連鎖」もしくは「グレイト田中連鎖」の略であり、タナカッチ氏が考案した連鎖、そして戦法である。
『折返しの部分』⇒『GTR(の)折返し』
『連鎖全体の総称』⇒『GTR折り返しを使って作った連鎖』
現代で使われている『GTR』の正式名称
「岐阜田中連鎖」もしくは「グレイト田中連鎖」の折り返しを使って作った連鎖
ぜひ『GTR』という言葉を使う時はこの正式名称を略して言っていることを意識してもらえると嬉しいです
おわりに
現代でも親しまれるGTRを考案したタナカッチさんと、GTRの歴史をしっかり記録していただいている白い悪魔(しろま)さんには改めて感謝です。ありがとうございます!
これほど浸透している組み方であるにも関わらず、まだまだ知られていないことは多そうですね
ご覧いただいたみなさまもGTRに関するエピソードや、一言で構いませんので、感想や意見など、コメント欄でお待ちしております
今後は、初心者向けにGTRを組む解説動画を更新していきます
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それでは『ぷよぷよGTR教室』本日は以上となります
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